ジャンクレンズ散財記:Canon FD200mm F4 S.S.C.

曇り空で写欲が湧かないのと、雨が降り出しそうで自転車に乗る気にもならなかったので、ハードオフをチェックしに行った。家で大人しくIllustratorでイラストの一つも描けば良いのだろうが、僕は一日中家に居るというのが苦痛なのだ…こんなだから、Web制作を仕事にして何年も経つのに未だ会社勤めから抜け出せずにいる。残念だが職業選択を間違えたようだ…(´・ω・`)

それで見つけたのが「FD200mm F4 S.S.C.」だ。お値段540円(税込)程度はそれなり…2群目にカビかヘリコイドグリスの揮発成分由来の曇り、それにジャンク品のFDレンズにありがちな自動絞りレバーの曲がり。

FDの望遠レンズなら「New FD70-210mm F4」を持っているので焦点距離200mmは既にカバーしているし開放F値も同じなので、要らないと云えば要らないのだが「New FD70-210mm F4」のレンズ構成が9群12枚なのに対し「FD200mm F4 S.S.C.」は5群6枚だ、理屈の上では後者の方が抜けの良い描写を得られる事になる。もし曇りが取れなくても540円なら諦めもつくので購入することにした。

清掃が必要なのは前から2群目までしかないので、さっさと分解して中性洗剤で洗浄する。これで元どおりに組み付けたが、曇りは反対側からLEDライトで照らせば判る程度に軽減できた。多分これなら描写に対する影響は殆ど無いだろう。カメラに装着してファインダーを覗いてみたが、ピントが合った部分はキヤノンのレンズらしく抜けとキレが良い。自動絞りレバーの曲がりも動作に問題の無い軽微なもので、破壊してしまうリスクを取ってまで修正する必要は無かったので、このまま使う事にした。