Epiphone Les Paul Standard (2005年中国製 ) の改造 #1

Epiphone Les Paul Standard

このギターは2005年に半ば衝動的に購入したものだ。17年前なので購入した店を失念してしまったがイケベ楽器池袋店だったはずだ。価格も失念してしまったが、当時は今に比べると円高だった事もあり5万円でお釣りが来たと記憶している。

購入してしばらくは満足していたのだが、フロント・ピックアップの音がこもるのが気になってしまった。フロント・ピックアップ選択時にこもらないようにアンプの Treble を上げるとリア・ピックアップ選択時に高域が耳障りになってしまう…😥

そんな事もあり、その頃はサーフィンの方が楽しかったり失業→転職→転居と自身を取り巻く状況が変化したりして自然とギターに手が伸びなくなって、Epiphone Les Paul Standard は転居時の梱包を解かれる事もなく放置される事になってしまったのだ。それが新型コロナ・ウイルスのパンデミックにより外出自粛生活を余儀なくされるに及び、なんと10年ぶりに封印(梱包)を解かれ再び使われることになったのだ。ド━(゚Д゚)━ン!!

さすがに10年も放置しているとスイッチやポットは劣化してしまうらしく、音が出たり出なかったりボリュームとトーンにガリが出たりしていた。トグルスイッチの方は接点を#1200の耐水ペーパーで軽く磨く事で復活したがポットは消耗品なので交換するしかない。

僕の Epiphone Les Paul Standard はシリアルナンバーを検索すると韓国の「Daewon Musical Instrument Co.」の委託生産により中国の大連で生産された物らしい…現在の中国製Epiphone は青島に在るGibson直営工場で生産されており品質も侮れないものとなっているのだが、そうなる以前の物なので加工も内部配線も雑でお世辞にも品質は高くない。

つまり、安物が古くなったギターに過ぎないのだ…😂

でも、それならそれで良いと思う😅
安物が古くなって価値が無いからこそ素人の僕が慣れない半田ゴテ片手に好き勝手に弄れるのだ。自分で好きに選んだパーツを自分が選んだ配線材で繋げば安ギターとはいえ自分だけの仕様に生まれ変わるのだ。

こんな事は高価なギターだと正直言ってやりたくない。
例えば、最近のGibsonのレギュラー・ラインのレスポールは内部の電気系統は基盤ユニット化されていて、以前に比べて音痩せしているらしいのだが、それをヴィンテージ仕様の配線に改造する事は僕にだってできると思う。しかし、Epiphone製レスポールの5〜6倍の価格のGibson製レスポールを自分で弄るのは気が進まない。もし誤ってボディに焦げ目をつけてしまったら…と思うと容赦無く半田ゴテを当てる気になれない。

しかし、購入時の価格は忘れたが5万でお釣りが来た Epiphone Les Paul Standard なら躊躇なくできる。安ギターには、安ギターなりの楽しみ方があるのだ😁